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元夕刊フジ評論家・安田猛さん偲ぶ 「長嶋さん、王さんに一度でいいから投げてみたかった」 後にスコアラー転身、イチロー対策にノムさん絶賛 (1/2ページ)

 元ヤクルト投手の安田猛さんが20日午前2時30分、胃がんのため東京都内の自宅で亡くなった。73歳だった。早大から大昭和製紙に進み、71年ドラフト6位でヤクルトに入団し、新人王と最優秀防御率を獲得。81イニング連続無四死球はプロ野球記録で、通算成績は358試合、93勝80敗17セーブ、防御率3・26。いしいひさいち氏の人気漫画「がんばれ!! タブチくん!!」の「ヤスダ」のモデルにもなった。

 81年の引退後はコーチ、スカウト、スコアラー、編成部長を務め、2010年からは夕刊フジ評論家として「それ行け! ヤスダくん」と題したコラムが人気を博した。17年に母校・小倉高のコーチに就任した矢先にがんが判明。余命約1年と診断され、闘病していた。

 昨年1月のヤクルトOB会。私が安田さんに「背番号『22』をパッとしない選手ばかりが着けている。安田さん、高津さんの番号をもっといい選手につけてほしい」と話すと、「そう、その通り! でも(監督になった)高津がつけたらダメだよ」と笑い合ったのが最後になってしまった。

 身長168センチで直球は130キロ前半の技巧派。「自分は小さいし、プロでは通用しないと思った。でも神様みたいな存在だった長嶋さん、王さんに一度でいいから投げてみたかった」と、プロの世界に飛び込んだ理由を明かしてくれた。

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