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【中山徹 俺にも言わせろ】岩田寛に足りなかった「不動の下半身」 ゴルフ日本シリーズでV逃す (1/2ページ)

 今年の国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズ」は、18番パー3をパーセーブで切り抜けたチャン・キムが優勝をさらう形で幕を閉じた。

 試合は最終日の最終18番ホールを前にして、通算8アンダー首位に大槻智春、岩田寛、谷原秀人、キムの4人が並ぶ大混戦となった。18番ホールは強烈な受けグリーンであり、ピン位置の上や横にただ乗せただけではパーセーブが危うい。最終日のホール平均スコアは3・40を記録していた。

 この難ホールを首位で迎えた4人のうち、ティーショットをパーセーブしやすいピン手前に運んだのはキムだけだった。大槻はグリーン右サイドに外し、岩田は左に大きく曲げてグリーン左の斜面に打ち込み、谷原はグリーンキャッチしたもののピンまで距離のある地点に乗せてしまった。ティーショットが勝負の明暗を分けた。

 パーセーブを優先させるなら、ティーショットをキムのようにピン筋へ打ちながら、決してピンをオーバーさせないのが最善策だ。グリーンを捕らえられずの花道でもOK。上りのアプローチショットは易しく寄せられる。優勝争いの渦中でなければ、プレッシャーの少なさもあり、そんな攻め方で容易にパーはセーブできる。

 しかし、悲しいかな、プロの性分が邪魔をする。上位にいればティーショットを「ピンの根元にビタッと着けてやる」と思ってしまうのだ。

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