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【清水満 SPORTS BAR】苦難の1年でつかんだ、渋野日向子流“ポジティブ思考” (1/2ページ)

 前週の「ツアー選手権リコーカップ」(宮崎)で今季最高の3位フィニッシュを決めた渋野日向子(22)。メディアから「2020年を一言で表すとしたら?」という質問にこう即答した。

 「2019年よりも価値ある1年ですかね」

 昨年は全英女子オープンを制するなど、国内外で5勝を挙げて“シンデレラ”ブレーク。今年は米ツアーに参戦したが跳ね返された。国内でも6戦未勝利で2試合の予選落ち。賞金ランクも約1650万円で35位。苦しんだ1年のはずだが…。

 「苦しかったし、つらかった。米ツアーに2カ月参戦したり、2019年の絶好調の後からの自分のゴルフに対しての考え方、やりにくさというものを感じながらやっていた。そういう経験って、やってみないと前に進めない。いままでできたことができなくなってしまって、戻りたいという感情から、また(新しいものを)作り上げていくっていう感情に変わった。苦しんでいるおかげで気づけた」

 目の前に立ちはだかる壁をよけたら、前には進めない。乗り越えてこそ新たな道が開ける。苦しいことから逃げずに新たなものを創造し、新たな段階を目指そうとする姿…。練習の中身も「より考えてやっている」と濃厚になり、メンタル面でも「たとえ調子が悪くても耐えていけば、1打でも2打でも絶対に減らせる」と強くなった。新たに見つけたしぶこ流のポジティブ思考である。

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