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【神谷光男 スポーツ随想】女子選手を盗撮から守れ 胸や股間狙いSNSで拡散、求められる早急な法整備 (1/2ページ)

 「女子選手を盗撮から守れ」と日本オリンピック委員会(JOC)や日本スポーツ協会など7団体が、被害防止に取り組む共同声明を発表した。

 スポーツ庁の室伏広治長官に協力を要請、情報提供窓口を設け、実態の把握に向け関係機関の連携を強化するという。

 女子選手のお尻や胸、動きの中で無防備に足を広げたときの股間をズームで狙ったり…。その手の写真は昔からあった。特に格好のターゲットになっているのが、陸上短距離のスタート。「ヨーイ」の声とともに突き出したお尻を、後ろから撮る輩は多かった。

 インターネットなどない時代では、マニアのひそかな楽しみに留まり実害はなかった。いまでは会員制交流サイト(SNS)などで性的な文章を付けて画像を拡散する不届き者が横行している、というから始末が悪い。

 こうした行為は20年以上も前から問題になっていたという。ある大学の陸上選手は「後ろから撮られて写真をインターネットや週刊誌に載せられた。友達に“ひどいことされてるよ”と教えられ初めて知った。すごいショックだった」と話す。

 日本陸連などはスタート後方の観客席を撮影禁止にしたり、役員が巡回して不審な撮影をしている人には声をかけ、画像を消去してもらうなどの対策をとってはいる。しかし、なかなか手が回らずイタチごっこになっているらしい。

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