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野村ヤクルト最後の選手・五十嵐が引退表明「髪が長いから切れとよく言われた」

 ヤクルト・五十嵐亮太投手(41)が14日、東京都内の球団事務所で会見。野村克也監督時代のチームを知る最後の選手が、今季限りでの現役引退を表明した。

 米大リーグ、ソフトバンクを経て昨季10年ぶりにヤクルトへ復帰も、今季は1軍昇格がなく2軍戦22試合で防御率5・40。五十嵐は「年間を通してやりたい。今年は1軍から離れすぎていた。こういう気持ちで続けていても、来年は持たないと思った」と潔く決断した。

 1997年にドラフト2位で入団し「ヤクルトのキムタク」と称されたが、当時の野村監督は長髪、茶髪、ひげを禁止。「『髪が長いから切れ』とよく言われました。そんな長くなかったけど、若いし変な髪形だったんですかね」と苦笑する。

 主力となってからは、社会人野球・シダックスの監督に転じたノムさんと話す機会も。「厳しいことを言っているイメージが強いけど、その裏の温かさ、優しさがすごく感じられた。こういう人だから、プレーヤーとしても、指導者としてもやってこられたと感じられた。怒られたとか、注意をされたイメージが強いけど、その空間に一緒にいられただけでも幸せでした」と振り返る。

 今月下旬に予定されている引退試合では史上初(?)の150キロを出すと宣言。日米通算906試合目のマウンドで「見ている方を『まだできるじゃないか』という思いにさせたい。バチバチに抑えたら引退を撤回します!!」とぶち上げた。

 天国のノムさんも、ボロボロになるまでプレーすることを望んでいるに違いない。(塚沢健太郎)

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