渋野日向子、全英とは別人! 強気のパット封印、安定のクロスハンドで好スタート「今年一番いいゴルフ」 (1/2ページ) 渋野日向子
■女子ゴルフANAインスピレーション第1日(10日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ、ミッションヒルズCC=6738ヤード、パー72)
女子ゴルフの海外メジャー第2戦「ANAインスピレーション」が開幕し、米国初戦となった渋野日向子(21)は4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で回り、首位と4打差の20位タイの好スタートを切った。連覇を狙った「AIG全英女子オープン」で予選落ちするなど不調が続いていたが、今大会は最大の武器だった強気のパッティングを方向転換。高速グリーンに対応して安定したストロークが可能になるクロスハンドグリップに変更して復調気配だ。満面のしぶこスマイルを見せ、2度目のメジャー制覇に手応えを感じさせる初日となった。(順位は途中経過)
◇
「今年一番いいゴルフができた」
ホールアウトした渋野はスマイル全開だった。
スタートの10番で3メートルのバーディーパットを決めると、11番でも第3打をピン1メートルにつけて連続バーディー。最高のスタートを切った。
12番でティーショットを警戒していた左のラフに入れ、2打目はチョロでボギーとしたが、本人は「出だしの連続バーディーは逆にビックリ。12番のボギーで少し安心した」という。
距離があり、深いラフと高速グリーンの難コース。しかし、この日は気温が上がる前の午前スタートで比較的プレーしやすいコンディション。切れ味のいいショットと、安定したパットが随所にみられ、全英でのプレーとは明らかに違っていた。調子は上向きで我慢のゴルフで耐え抜いた。
折り返し後のパー5の2番では、3メートルの下りのスライスラインを読み切ってバーディー。4番ではティーショットがラフにつかまり、3メートルのパーパットを外した。