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森保監督「兼任体制」継続でJFA“心中”覚悟 日本人コーチ増員でテコ入れか

 日本サッカー協会が森保一監督(51)の続投条件を飲み“心中”を決めた。

 東京五輪代表監督の契約が8月31日までだった森保監督は、9日の技術委員会で1年延長されることが決定。来年の東京五輪と、2022年カタールW杯の2大大会を託されることになったが、日本協会内では森保兼任体制に『異論』も出ていた。

 しかし、技術委員会で反町康治委員長(56)が「私がハッキリさせる」と兼任体制継続を支持。14日の会見で森保監督は「最終的に結果で期待にお応えしたい。東京五輪に対する思いは変わっていない」と改めて金メダル獲得を宣言した。

 テコ入れとして、A代表のコーチが1人増員される。森保監督は「私の考えです」と兼任体制続投の条件としてリクエストしたことを明言。通常は監督が頼んだところで増員されるものではないだけに、異例といえる。

 新コーチについて森保監督は「Jリーグのクラブに迷惑がかからないような人選をしている」と話すにとどめた。「では、今Jクラブと契約している日本人コーチがA代表に入るということですか」と本紙が直撃すると「そういうことにしておいてください」と笑顔で続けた。

 “ヘッドコーチ”のような役割になるとみられ、Jクラブとの契約切れを待って、来年から始動することになる。

 仮に東京五輪の成績が振るわなくても、協会内から『森保進退論』は出ないだろう。同時期に森保監督の招いた新コーチの加わった体制で、W杯アジア最終予選がスタートしているからだ。

 五輪とW杯代表兼任は2000年シドニー五輪と02年日韓W杯のフィリップ・トルシエ監督以来のこと。五輪代表では結果を出していない森保監督の支持率は決して高いとはいえないが、ゲタを預けたことになる。(編集委員・久保武司)

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