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【勝者のワザ】渋野日向子「振り切る」ために大切な右グリップの役割

 コロナウイルス禍で世界のトーナメントが中断している。再開のメドも立っていない。本連載も、直近の勝者を取り上げられない事態に追い込まれた。そこで、しばらくは、華のある黄金世代の勝者たちに登場してもらうことにする。今週は、渋野日向子からアマチュアに役立つ技をー。 トップスイング、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュ。渋野のスイングは、どのポジションをとっても緩みがなく、気持ちよいほどスピーディーに振り切れている。

 どうすれば、渋野のように思い切りよく振り切れるのか。気が付きにくい大切なポイントがある。それは、右グリップの役割だ。

 右手は、添えておくだけ?

 そんな神話に毒されてしまっているアマチュアゴルファーのなんと多いことか。添えておくだけでいいのは、パワー不要のパッティングとか、グリーン周りのアプローチショットだけ。ドライバーやアイアンショットでは、もっとしっかり右グリップに役割を果たしてもらおう。

 アドレスで腕と、シャフトには120度前後の角度がつく。トップスイングでは、それが90度前後になるのだが、振り切れない人の特長は、スイング動作中に、この角度が伸びてしまうところにある。ヘッドは重く、しかもクラブの構造上、垂れようとする。その動きを抑えるだけの握力の強さがあればいいのだが、それがないと、左手首が伸びて腕とクラブが一本の棒状態になってしまう。

 こういう人は、親指側に折れた左手首の角度をキープするために、右手の補助を忘れないようにしよう。右グリップを左手首の角度が変わらないように働かす。具体的には、テークバックから、右親指付け根のふくらみを左親指に押し付けるようにすることである。

 これで、アドレスでの左腕とシャフトの角度をキープできるようになるし、ハーフウェイバックからのコッキングもスムーズに行えるようになる。

 渋野は、アドレスでハンドダウン状態が強いタイプだから、この右手の役割をより易しく使いやすい。

 ダウンスイング以降も、右手で左グリップを振るように意識すると、自動的にクラブが振られるようになり、飛距離、方向性ともに大幅な向上が望める。 

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