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エンゼルス・大谷、年俸UP消滅危機も…救済措置か ツインズ・前田は「出来高」契約再びネック (1/2ページ)

 新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が延期されたメジャーリーグ。5月中旬以降の開幕とも報じられ、仮にシーズンが大幅短縮になれば、エンゼルス・大谷翔平投手(25)の来季の年俸大幅アップが消滅しかねない危機となっているのだが、現在、救済措置が緊急で検討されている。

 金銭にこだわらずメジャー挑戦を優先した大谷は、2018年に年俸54万5000ドル(約6000万円)で契約。今季も70万ドル(7700万円)だ。メジャー選手の平均年俸が400万ドルの時代に、「この金額はただのようなもの」(米メディア)だが、今季フルシーズンでプレーすればメジャー登録日数が3年に達し、年俸調停の権利を得ることができる。

 年俸調停は選手側が年俸のアップを要求できる権利。エンゼルスの地元紙は「もし今季、大谷が投打の二刀流でフル回転した場合は、年俸調停で800万ドル(8億8400万円)も夢ではない」と書き立てた。

 ところが、ここにきて開幕の大幅延期だ。全162試合の消化はすでにほぼ不可能とされ、5月中旬に開幕したとしても130試合から140試合程度。大幅縮小、場合によっては全試合中止ということもあり得る。

 球団の支配下選手として172日在籍すれば、1年間メジャーリーガーだったと認められるのだが、選手会は「今季の試合に限っては、すべて中止になった場合でも、選手はフルシーズン働いたとみなされるべきだ」と特別措置を要求している。一方のMLB側は「最大でも130試合分しか認められない」とし、水面下で交渉が続いている。仮に大谷の「丸3年」が未達成になれば、年俸アップは1年遅くなる。