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【Road to TOKYO2020】石川遼「泥臭く食らいついていく」 東京五輪を弾みに米ツアー復帰目指す

 □ゴルフ男子 7/30-8/2

 男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」でプレーオフの末に優勝を飾るなど、2019年シーズンは3勝を挙げた石川遼(28)。一時のどん底からはい上がった劇的な1年を表す漢字には、毎年掲げる「学」に加えて「泥」を挙げた。その文字にこめられた思いとは-。

 年末恒例の関係者を集めたゴルフコンペ後、「今年の漢字」を問われた石川は色紙を眺めて、「なんだろう、う~ん。1文字で表す…」としばし思い悩んだ末に、「泥」としたためた。

 「キレイにゴルフをするのが正しいと考えてしまって、(調子を)落とした時期もあった。思い返してみると、勝った試合でさえもキレイなゴルフではない。自分のゴルフは泥臭く食らいついていくもの」

 流れが悪ければ食らいつき、流れが来ればものにする。その“泥臭さ”こそが、石川のプレースタイルに他ならない。

 最終戦で最難関18Hを3度のプレーオフの末、ブラッド・ケネディ(オーストラリア)を破った場面はその真骨頂。「100回、同ホールを繰り返せば負けていた」と語る通り、まさに流れをつかみ取った勝利だった。

 絶望の淵から復活したスーパースターが見据えるのは東京五輪、さらには米ツアーへの復帰だ。

 焦りを感じてもおかしくない年齢に来ているが、「米国では、何でもさらっとプレーするうまい選手は多いが、すごいと思う選手は限られていた。きれいなゴルフだけれど、ひとつのスイングを目指して型にはまっている感じもあった。自分が型にはまる必要はない」と冷静に分析する。

 その上で「常にイメージや感覚をリマインド(思い出す)してやらなきゃいけない」と力を込めた。近い将来、米ツアーで活躍する自分の姿がすでに見えているようだ。2020年の石川遼は、悲願へと泥臭く突き進む。(松村友二)

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