記事詳細

【中山徹 俺にも言わせろ】95歳から見れば、まだまだひよっこ… プロ魂を呼び覚ましたアマチュアとの出会い (1/2ページ)

 年に1、2回だが、俺とラウンドする約束をしているアマチュアゴルファーがいる。

 出会いは5年ほど前のシニアトーナメントだった。俺は絶不調で初日80の大叩きだったことから翌最終日は裏街道といわれるインコーススタートの最終組となり、同組にいたのが、その人だった。

 ティーショットからパットまで、構えたらすぐに打つ。そのプレーぶりの早さだけでなく、すべてのショットが真芯を食っていることに俺は驚かされた。ショートアプローチだけは、なぜか右手一本でいつも打っているのを見て、俺は尋ねた。すると「左手を腱鞘炎で痛めているからです」とニッコリと笑った。その笑顔は仏様のように柔和で、心の奥底からゴルフが本当に好きなんだというのが直で伝わってきた。

 若かりし頃はスクラッチプレーヤーだったと思わせるショット力、ゲームマネジメントのうまささが光ったが、1クラブほどの距離のパットに難があった。それでも、俺の目の前で90歳の老ゴルファーはエージシュートを達成してみせたんだ。エージシュートのお祝い代わりに「今度機会があればパットのレッスンをしますよ」と約束した。

関連ニュース