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佐々木朗希、ドラフト会議から1カ月で“大変身” 仮契約交渉後の会見、質疑応答よどみなく

 ロッテからドラフト1位指名された高校史上最速163キロ右腕、佐々木朗希投手(18)=大船渡高=が、ほんの1カ月で“大変身”を遂げた。

 ドラフト指名された支配下選手では12球団の大トリとして、11月30日に臨んだ仮契約交渉後。佐々木は会見で「今まで見たことのないお金。球団からの期待を感じましたし、その分、一生懸命頑張らないといけない。危機感、責任感を覚えました」と決意を語った。

 契約金の使い道を問われると、「しっかり貯金したい」と即答。場内を笑いに包むなど、よどみなく約20分の質疑応答を終えた。笑顔で写真に納まる佐々木を眺めながら、地元メディア関係者は「めちゃくちゃ話せるようになってますね。すっかり慣れたというか」とつぶやいた。

 佐々木はもともと口数が多い方ではない。ドラフト当日の会見では、同じような質問が続いたこともあって、判で押したように抽象的な返答に終始。要領を得ない中身となってしまった。

 それがこの日は一変。ロッテの印象に関して、「岩下選手や種市選手といった若い選手が、たくさん早い段階で活躍している。その秘訣を聞きたいです」としっかり個人名を挙げ、具体的な返答で報道陣をうならせた。

 “変身”にはワケがある。会見の前に広報スタッフと入念な打ち合わせを行い、予習を済ませていたからだ。球団関係者は「前の会見では慎重になりすぎている印象があった。口数は少なくても頭の回転がとても速い子ですから」と飲み込みの早さに目を細めた。

 これから進むのは、プレーだけでなく発信力も求められる世界。“最速の高校生”がプロ野球選手になるための一歩を踏み出した。(片岡将)

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