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【山崎武司 メッタ斬り 生涯ジャイアン】侍ジャパン、東京五輪へ残った宿題 先発投手陣に不安…山本由伸の起用法がカギ (1/2ページ)

 野球日本代表「侍ジャパン」が「プレミア12」で世界一の座に就いたけれど、来年の東京五輪では金メダル獲得を義務づけられるだろうから、稲葉篤紀監督も浮かれてはいられないだろうね。

 今大会ではソフトバンク・甲斐野央、巨人・田口麗斗ら、公式戦以上の活躍を見せた選手もいて、指揮官も“短期決戦は実績よりコンディション”を改めて痛感したのではないか。

 過去の国際大会で日本は、大事なところで打線が沈黙するイメージが強かったが、今大会は4番の広島・鈴木誠也が打率・444と打ちまくったのをはじめ、2次ラウンドの韓国戦に10得点で打ち勝つなど、1試合平均5・5得点。いつもと違う戦い方になった。

 今大会の使用球は、SSK製で日本の公式球に近い感触のものだったという。もともと、これまでの五輪やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で使われたボール(米ローリングス社製)は表面の革がつるつるしていて滑りやすく、日本の投手には不利といわれていたけれど、実はいったん慣れてしまえば、縫い目が高くて指がかかる分変化球がよく曲がるわ、打球は飛ばないわで、投手に有利な球だったらしいよ。今大会で打撃戦が多かったのはボールの影響があったのかもしれないね。

 東京五輪でも今大会と同じ球が使われるが、五輪となればベンチ入り数が減るし、各国の取り組み方も変わってくる。また別の戦い方が必要だろう。やはり、調子の波の小さい投手力と守備を固め、ロースコアの展開で“3点取って逃げ切る”戦術が望ましい。

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