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楽天・松井裕樹“急ブレーキ”のナゾ… 星洋介トレーナー「ボールの握り方が変わった」

 若き守護神に試練が訪れた。楽天の松井裕樹投手(23)は、球宴前最後の試合となった10日のオリックス戦(楽天生命パーク)の9回から登板したが、6-6の延長10回に決勝打を浴び2回1失点で自身3連敗となった。12球団断トツの24セーブを稼いでいる左腕が急停止した格好だが、何が起きているのか。

 2イニング目に入った延長10回、2死二、三塁から7番・宗に右前へ決勝適時打を許した。

 「球自体は思ったところにコントロールできていたし、技術的な修正はできていた。準備はしっかりできていたと思う。2イニング目に入って、(グラウンド整備などで)時間が空いたところで少しズレが出てしまったのかもしれない」と気丈に振り返った松井。試合前に星洋介トレーナー(39)と体重移動や腕の振りの修正を行うなど復調に努めたが、最後の最後で捕まった。

 星トレーナーは「そこまで大きな問題はないんです。ただ、左の前腕に疲れが出てきていて、ボールの握り方が変わっていた。体重移動の際には腕がトップの位置まで上がりきらずに振ることになってしまい、いわゆる横振りの状態になってしまう」と説明する。

 改善を試みて臨んだこの試合では、先頭打者の初球から147キロの直球が外角低めに決まるなど1イニング目は2奪三振。「自分としてもいい兆しが出ていた」と松井はいう。

 チームが消化した82試合の半分に当たる41試合に登板。チームの方針として休養日を設定し、連投は3試合までに限るなど休息を入れながら起用されてきたが、それでもシーズン終了時には70試合を超えるペースだ。

 球宴は東京ドームでの第1戦に登板予定で、「もっと修正できるように投げてきます」と前向きだ。疲労と戦いながら夢舞台を好転のきっかけにできるか。(片岡将)

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