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【西本忠成 トラとら虎】近本、ルーキー離れの野球頭脳 夏乗り越えれば新人王の可能性も

 阪神のルーキー近本光司外野手(24)は、いまや優勝争いに絶対に欠かせない。

 打率・295、4本塁打、18打点(24日現在)。13盗塁はヤクルト・山田哲、中日・大島とトップに並んでいる。打席では常にフルスイングを心がけ、打球が弾むから内野安打も多い。時にはスキをついてバント安打。球団OBは「随所に野球頭脳の良さを感じる。社会人時代より中堅から左方向へのヒットが増えたのは、プロのレベルでは引っ張るのは無理と切り替えたから」と高く評価する。

 試合中にベンチでメモをとる姿勢はナインの間にも浸透してきた。相手バッテリーの配球、牽制のクセ、相手打者の打球の傾向などを記し、次のプレーに生かす。先のヤクルト戦の再三の好守はその賜物だ。

 23日に発表されたオールスター戦の開催要項では投票用紙にノミネートされ、阪神では2016年の高山以来のルーキーの球宴出場が現実味を帯びてきた。

 初体験の厳しい夏場をどう乗り切るかが焦点だが、壁を突破した先には新人王のタイトルも見えてくる。(スポーツライター・西本忠成)

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