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【福島良一 メジャーの旅】パンチョさんがドラフトで名前を呼び上げた…“鈴木一朗”の引退 (1/2ページ)

 ついに、この日が来てしまった。日米通算28年プレーしてきたマリナーズ・イチロー外野手の現役引退だ。1991年のドラフト会議で司会を務めて「鈴木一朗」の名前を呼び上げ、誰よりも彼の活躍を楽しみに見ていたパンチョさんも喜んでいるだろう。

 2001年にイチローが海を渡りマリナーズに入団し、いきなり新人記録の242安打。史上2人目の新人王&MVP同時受賞に、当時闘病中だったパンチョさんがどんなに励まされたことか。

 以降目標の年間200安打をクリアし続けた。ウェイド・ボッグスが持つ7年連続の近代野球記録、ウイリー・キーラーの8年連続の大リーグ記録を次々に更新。前人未到の10年連続200安打まで記録を伸ばした。

 04年には不滅の大記録といわれていたジョージ・シスラーの年間257安打を抜き、262本に更新。ホームランバッターでいえばロジャー・マリスの年間61本塁打を超えるような偉業。今後誰にも破られない大記録といえよう。

 こうして、メジャー19年で通算3089本、日米通算では4367本もヒットを積み重ねた。歴代1位の通算4256安打を誇るピート・ローズが「次は高校時代の記録までカウントするのか」と日米合算を批判。自らのプライドを守るのに必死だった。

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