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【清水満 SPORTS BAR】巨人・菅野&ソフトバンク・千賀 セパ両エースにみる“脱力”の極意 (1/2ページ)

 久しぶりに緊張感があった。先週、テレビ観戦したソフトバンクvs巨人のオープン戦(14日=ヤフオクドーム)。共に開幕投手に指名されている千賀と菅野の息をのむ投手戦である。

 5回まで2人ともパーフェクト投球。結局菅野は6回2安打無失点6奪三振。千賀は7回1安打無失点8奪三振だったが、2人とも“球を操る魔術師”のようだった。

 投球フォームに無駄がない。一見、ゆったりとしているが、球威は十分で、打者が振り遅れる。そしてボールはベースの四隅にコントロールされる。解説をしていた前田智徳さん(前広島)が絶賛していた。

 「まさに2人ともに“脱力”ですね。このゆったりとしたフォームによって生きたボールが生まれるんですよ」

 そういえば怪物といわれた江川卓さん(元巨人投手)も、以前こう話していた。

 「ただ力いっぱい投げてもダメ。下半身リードで、腕をしならせることによってボールは走ってくれるんです。コツはボールを軽く握り、フィニッシュのときに指先でピュッと切る感じ…」

 江川さんもゆったりとしたフォームで、いわゆる“伸びのあるボール”を投げていた。なるほど千賀と菅野という両リーグを代表するエース対決は、まさに“脱力”のお手本といえる。

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