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「100球制限」見送りと引き換えに得たものは… 新潟県高野連・富樫会長「撤回ではない」 (1/2ページ)

 新潟県高野連が今春の県大会で1日100球の球数制限を導入する独自方針を決め、日本高野連から再考を求められていた問題で、同県高野連の富樫信浩会長(58)は18日、導入を見送ることを発表した。日本高野連が4月に発足させる「投手の障害予防に関する有識者会議」に富樫会長が委員として加わることになり、意見を反映させる機会を得て“名より実”を取った格好だ。(片岡将)

 「メディアの皆さんは球数制限に注目されますが、問題はそればかりではない。われわれが真に目指すのはスポーツマンシップの体現。例えば、球数制限があれば、ファウルを狙って打つやり方が横行するという意見がある。それこそスポーツマンシップにもとる行為でしょう。勝利第一主義ではなく、本当にスポーツの素晴らしさを理解していれば、そういう考えには至らないはずです」

 富樫会長はこう力説した。4月18日に行われる春季県大会の組み合わせ抽選会で、指導者を対象に改めてスポーツマンシップに関する講習会を行う予定で、県独自の取り組みを続けていく方針だ。

 一連の騒動で、同県高野連の取り組みには、横浜DeNAの筒香嘉智外野手(27)や鈴木大地スポーツ庁長官(52)らが賛同の声を挙げた。「応援していただけたことには大変ありがたかったし、勇気をいただけた。『残念だ』という声もあるが、私どもの考え方を会議の中で意見反映できると、前向きに捉えている」。有識者会議の委員として積極的な提言を行っていく構えだ。

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