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【西本忠成 トラとら虎】遊撃・木浪と中堅・近本 ルーキー1、2番はコンビどこまで持つか?

 阪神の開幕オーダーが見えてきた。大方の予想は(1)遊撃・木浪(2)中堅・近本(3)右翼・糸井(4)三塁・大山(5)左翼・福留(6)一塁・マルテ(7)二塁・糸原(8)捕手・梅野(9)投手だが、球団関係者の間では「いつまで持つか」と早くも不安の声があがっている。

 最大のセールスポイントはドラフト3位の木浪、同1位の近本の新人1、2番コンビ。実現すれば1972年の中村勝(1番)、望月(3番)以来、阪神では47年ぶりにルーキー2人が開幕スタメンに名を連ねる。「当時も話題になったが、2人とも荷が重くて1カ月と持たなかった。『本番の投手は(オープン戦とは)全然違った』と驚いていたものだ」と球団OBは振り返る。

 15日現在、オープン戦の打率は木浪が・444、近本が・290と合格点だが、相手投手はまだ調整段階だから、かなり割り引く必要がある。今後の成績次第で北條、高山らが開幕スタメンの座を奪う可能性もある。

 さらに、4番大山も安定感に欠ける。矢野監督は生え抜きの4番にこだわるが、実績が乏しいうえ、結果が出ないと迷路にはまるモロさが気にかかる。球団OBは「あまり4番で辛抱しすぎると、打線がつながらず、開幕ダッシュに失敗しそう」と心配する。

 6番のマルテも本塁打量産を期待するのは酷のようだ。オープン戦打率・250、本塁打0で中距離タイプ。本番でも似たような結果なら、昨季途中に加入したナバーロと交代する可能性が十分ある。

 近年、先発オーダーがシーズン100通りを超える阪神打線。今季こそ“猫の目”を解消したいが、不安は尽きない。(スポーツライター・西本忠成)

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