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侍J“欠落”埋まらず…素直に喜べない吉田正の大爆発 「左打者」「右投手」に“偏重” (1/2ページ)

 野球日本代表は10日、メキシコ代表との「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019」第2戦(京セラドーム大阪)に6-0と快勝した。初招集の吉田正尚外野手(25)=オリックス=が、満塁本塁打を含む2安打5打点の大爆発。だが、今秋のプレミア12や来夏の東京五輪に向け、侍ジャパンに不足している重要なピースは見つからずじまいだった。

 代表デビューとなった吉田は前日9日の第1戦で複数安打。4番に抜擢されたこの日も勢いそのまま、初回にグランドスラムを放つと、以降の打席も四球、中前打、犠飛と主砲の働きを見せた。

 今回の強化試合が、若い選手を試せる最後の機会。新たな主軸候補の登場は喜ばしいが、残念ながら「また左打者」なのだ。近年の代表で最も層が厚いのが左打ちの外野手で、今回招集した外野手も全員が左打者。さらに筒香(横浜DeNA)、柳田(ソフトバンク)、秋山(西武)らも控え、吉田が割って入るのは容易ではない。

 逆に右打ちで長打力が期待できる外野手は少なく、鈴木(広島)の名前が挙がるくらいだ。そこで左翼も守れる貴重な右の大砲、岡本和真内野手(22)=巨人=に稲葉篤紀監督(46)は期待を寄せるのだが、第1戦で4番起用も3打数無安打2三振と不発。この日は先発から外され、クリーンアップは全員左打者に。指揮官は「本当はジグザグに打線を組みたいところだけど…」と苦渋の表情を浮かべた。

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