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【福島良一 メジャーの旅】変化球の基本・カーブに再び脚光のワケ 菊池にとっても大きな武器に (1/2ページ)

 ヤンキースの田中将大投手が新球ナックルカーブを開拓、ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が新球カーブを準備、マリナーズの菊池雄星投手がカーブで相手打者を翻弄…何かとカーブが話題になっている。

 最近米球界では、基本的な変化球であるカーブが再び脚光を浴びている。2010年にピッチャーが投げるカーブの比率は9%だったが、15年には9・9%、16年には10・9%と増加。年間の球数にすると7000球以上も増えた。

 15年といえば、大リーグで動作解析システム「スタットキャスト」が導入された時代。それによって、投手が打者を仕留めるのにツーシームやカットボールより、大きく曲がる変化球が効果的であると判明。カーブが見直された。

 それは打球に角度を付けて打ち上げる打撃理論「フライボール革命」への対抗手段とも言える。ホームランを打つためのアッパースイングに対してはカーブが有効だからだ。伝説の本塁打王ベーブ・ルースも、カーブはからきし打てなかったらしい。

 そこで球界を代表する左腕クレイトン・カーショー(ドジャース)はじめ、コリー・クルーバー(インディアンス)ら多くの投手が速球を減らし、カーブの割合を増やした。最先端の科学技術の導入により新たな投球術で成功を収めている。

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