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“新潟県高野連の乱”はなぜ起きたのか 地方大会も過密日程 「部員が9人なら9人が投げられる練習をしたらいい」 (1/2ページ)

★富樫信浩会長 夕刊フジ独占インタビュー(下)

 今春の新潟県大会で投手に1日100球の球数制限を導入する独自方針を決め、物議を醸している同県高野連の富樫信浩会長(58)への単独インタビュー後編。これにとどまらず、上部組織の日本高野連へ問題提起を続けていく構えだ。(聞き手・片岡将)

 --新潟県高野連が声を上げ、日本高野連は「投手の障害予防に関する有識者会議」を4月に発足させることを決めた。1年後に答申を得るというが、なんともスピード感がない

 「1年という期限を日本高野連が切ったのは、ずいぶん思い切ったことです。ただ、1年という期限を区切った真意はどこにあるのか。単に『球数制限は来年からは導入しません』という結論ありきでは困る。われわれも組織の中で生きている。『言うことは聞けや』と言われれば、そりゃ聞きますが、ある程度くみ取ってもらわないと」

 --球数制限を導入しないのであれば、代わりの方法が提案されるべき

 「そうです。いろんな視点があってしかるべき。例えば、今年の夏の甲子園では決勝前に1日の休みを入れることが決まったが、これで恩恵を受けるのは2チームだけ。もっと底辺のところがすでに過密日程なんです。甲子園も過密だけど、地方大会の時点で選手に負担が大きくなっている。そうしたことも考えていったときに、春の県大会をなくすことや、リーグ戦の導入という可能性を最初から否定してしまうと、何も変えられない」

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