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【江尻良文の快説・怪説】「監督の通算勝利表彰」新設のワケ セ・パ理事会で決定 (1/2ページ)

 4日に都内で行われたセ・パ両リーグの理事会で、新たに監督の通算勝利を500勝から100勝ごとに表彰することが決まったが、なぜか。

 昨季まで、監督表彰は両リーグの「最優秀監督賞」だけ。そのため、球界最高賞金額500万円の「正力松太郎賞」は、昨年もソフトバンク・工藤公康監督が受賞したように、圧倒的に日本一監督が選出されるケースが多かった。

 正力賞選考委員会の座長を務めるソフトバンク・王貞治球団会長(78)も「選手にはタイトルなど、いろいろな表彰があるが、監督は最優秀監督賞くらいしかない。だからどうしても正力賞は日本一監督が多くなる」と認めている。

 そこで、監督通算500勝を手始めに、600勝、700勝、800勝と区切りの100勝単位で監督を表彰をすることにしたのだ。

 こうなると、正力賞の監督偏重は解消され、選手が選ばれる可能性が高まることに。通算500勝というと、年間75勝以上して6年以上かかる数字だから、表彰するのに妥当といえるだろう。

 今季のセ、パ両リーグでは、4年ぶりに復帰した巨人・原辰徳監督があと53勝すれば、通算1000勝の大台に乗る。過去に1000勝以上を記録した監督は12人で、原監督は史上13人目での到達が濃厚。巨人では過去、川上哲治監督(1066勝)、長嶋茂雄監督(1034勝)の2人。原監督は今季87勝すれば、長嶋監督とも肩を並べる。

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