記事詳細

【西本忠成 トラとら虎】ドラ1近本、自慢の足アピールで目指すは赤星二世!!

 阪神のドラフト1位ルーキー、近本光司外野手(24)=大阪ガス=が鳴尾浜の自主トレで即戦力の評価を上げている。首脳陣の1人は「身長170センチと小柄で心配したが、全ての動きにキレがある。これならプロのスピードについていける」と目を細める。

 際立つ身体能力の高さは、体力測定でも実証された。垂直跳び92センチは“超人”糸井の87センチを上回り、30メートル走3秒87はチームトップの植田と同タイム。自主トレを視察した球団OBも「キャンプの1軍メンバーに選ばれたのは当然。一見ひ弱な感じだがパワーもある。一番の魅力は足。打線に加われば阪神の野球はかなり変わる」と期待する。

 本人の目標は「新人王と盗塁王」。2001年に赤星が達成した史上初の同時タイトルだ。2人には“小柄な左打ちの外野手”の他に、俊足、大学-社会人を経てのプロ入りといった共通項がある。近本が意識するのは当然かもしれない。

 矢野監督は「赤星の記録(1年目39盗塁)を抜くと宣言するのは、自分にプレッシャーをかける意味もあるが、自信がなければそこまでいえない。打撃も体形からチョコンと当てるイメージだが、実際は違う。しっかり振るしパワフル。キャンプが楽しみ」と頼もしく見つめている。

 もっとも外野の両翼は福留と糸井で固定されるから、空席は中堅だけ。狭き門を高山、中谷、江越、島田らと競う。近本は自慢の足をアピールしながら赤星二世を目指すことになる。

 問題は実戦でプロの鋭い変化球にどこまで対処できるか。クリアすれば1、2番に座り、懸案の得点力アップに貢献できる。(スポーツライター・西本忠成)

関連ニュース