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森保ジャパン、薄氷の白星発進 大迫が着火弾、後半3発で逆転 アジア杯

 サッカーのアジア・カップ第5日は9日、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビなどで行われ、2大会ぶり5度目の優勝を狙う日本は1次リーグF組初戦でトルクメニスタンと対戦し3-2で逆転勝ちした。前半を0-1で折り返した日本は後半、大迫(ブレーメン)が2ゴールし、さらに堂安(フローニンゲン)が加点した。

 アジアの厳しさを痛感させられた。日本は、大きく力が劣るとみられていたトルクメニスタンを相手に2失点して辛勝。昨年7月の森保監督就任から無敗を続け、2大会ぶりのアジア王者奪還を狙うチームは、冷や水を浴びせられた。

 前半を0-1で折り返した苦境を救ったのは、修羅場をくぐってきた面々だった。後半11分、左サイドから原口のパスを足元で受けた大迫が、冷静にゴールネットを揺らし同点。「自分たちの存在をアジアで示す」と意気込んでいた28歳は4分後にも得点した。長友が浮き球でアシストした。国際経験豊富な選手たちが結果を残した。

 なかなか攻撃のスイッチが入らなかった。前線では、人もボールも縦方向に素早く動く持ち味が影を潜めた。「初戦は絶対に負けられない」と意気込んでいた南野は不発だった。1対1では激しく体をぶつけてくる敵に手を焼いた。試合開始時の気温が30度を超える暑さや、今回から採用された不慣れな公式球があったとはいえ、いかにも物足りなかった。

 森保体制の国際親善試合で4勝1分けと好調だった勢いはなく、公式戦の難しさが浮き彫りになった。「1次リーグを通して成長し、期待された中で結果を出すことが次のステップになる」と吉田は強調した。この苦戦を、良薬にせねばならない。(産経新聞)