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自らけじめ、貴ノ岩引退 協会、元貴乃花親方の責任は… (1/2ページ)

 大相撲冬巡業先の福岡県内で付け人に暴行した平幕貴ノ岩(28)=千賀ノ浦=が責任を取り、引退する意向を固めたことが7日分かった。関係者が明らかにした。厳しい批判が集まり、日本相撲協会からは引退勧告などの厳しい処分が予想されていた。自らけじめをつけることを選択したようだ。

 貴ノ岩は昨年の元横綱日馬富士による傷害事件の被害者だったが、一転して加害者になって相撲界を去ることになった。貴ノ岩は4日夜、忘れ物の言い訳をしたとして、付け人の三段目の貴大将(23)を、宿舎のホテルで平手と拳で4、5回殴った。元日馬富士も事件の引責のため引退していた。

 芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「本人たちもこんなことになるとは思わなかっただろうけど、心してもらわないと困る。相撲協会で(暴力排除の)事案に立ち向かっている人の気持ちを踏みにじる」と話し、厳しい処分が予想されていた。2場所や、幕下陥落が決定的となる3場所の出場停止どころか、引退勧告もありえる状況だった。

 暴力問題が続発している相撲界で、また1人、力士が土俵を去ることになった。本人の責任は当然のことだが、度重なる暴力問題を依然として脱却できない相撲協会の体質は手の施しようがない。元横綱日馬富士による傷害事件、今年3月の貴公俊の付け人暴行問題(1場所の出場停止処分)などから、相撲協会は同10月に「暴力決別宣言」をしたが、実効性のない対外的なアピールに終わった。

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