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初Vへ! 転籍で“何か違う”貴景勝 元横綱北の富士も経験 (1/2ページ)

 ■大相撲九州場所 13日目=23日、福岡国際センター

 優勝争い単独トップの東小結貴景勝(22)は、すでに9勝を挙げ好調の東前頭12枚目碧山の圧力に一瞬ヒヤリとさせられたが、押し込んだ碧山の方がバランスを崩し勝手に倒れた。

 決まり手は押し倒しだったが、拾いもののような白星で1敗を堅持し、初優勝へ向けて流れがよくなる一方だ。

 「押し込まれたけど気持ちでいけた。体の大きさ、パワー、経験、みんな負けるけど、気持ちでいこうと思っていた」。支度部屋ではいつものように淡々と振り返った。

 2敗の高安も結びで大栄翔を押し倒し、1差は変わらず。貴景勝-高安の大一番は14日目に組まれた。仮にこれが千秋楽だと、大関-小結の千秋楽結びの一番となり、平成4年夏場所の小錦-安芸ノ島以来26年ぶりの珍事になるところだった。結局順席通りのオーソドックスな取組となった。

 所属部屋が消滅した貴景勝とは事情は異なるが、解説でおなじみの北の富士さん(元横綱)も大関時代、出羽海部屋から師匠九重親方(元横綱千代の山)が独立したことによって転籍。その最初の場所(昭和42年春場所)で初優勝している。

 「危ない相撲も何番かあったが、終わってみれば奇跡的に優勝していた。環境も違う中で、何か違う自分がいた。貴景勝もおそらく何かが左右しているのではないか」と話す。