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【江尻良文の快説・怪説】白熱の“戦国乱セ”にするには…丸の巨人入りが必須

 FA宣言選手の各球団との交渉が、いよいよ15日に解禁される。広島からFAの丸佳浩外野手(29)が巨人入りを選択するのかどうかが、最大の焦点になる。

 球団史上初のリーグ3連覇を果たした“セ1強”の広島の来季独走リーグ4連覇を阻止し“戦国乱セ”にするには、丸が巨人に入るしかないからだ。

 ソフトバンクとの日本シリーズではMVPを受賞した捕手・甲斐のケタ外れの強肩に機動力を封じられ、悲願の34年ぶりの日本一を達成できなかった広島。しかし、セ・リーグには走攻守三拍子揃った赤ヘル野球を上回る球団はないだろう。

 リーグ優勝7回、日本一3回の常勝・原監督を3度目の招へい、5年ぶりのV奪回を至上命令とする巨人も例外ではない。広島のリーグ4連覇を阻止するには、FA丸の獲得が絶対必要条件になってくる。

 2年連続セ・リーグMVP獲得が当確視されている丸は攻撃の核だけではない。守りでも最重要視されるセンターラインの要になっている。攻守の主役・丸を獲得すれば、巨人の大きな戦力アップにとどまらず、同時に広島の計り知れない戦力ダウンを招く二重の効果がある。

 巨人とともに伝統ある老舗御三家を自負していた阪神も最下位になって矢野新監督、万年Bクラスに成り下がった中日も与田新監督を迎え、巨人同様に来季一からの再スタート。丸に広島に残留されるよりも、巨人入りしてもらった方がありがたいだろう。丸が入っても巨人が独走する可能性は低いからだ。そうなってこそ、広島以外の5球団のファンにとって面白いペナントレースになるというものだ。(江尻良文)

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