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【江尻良文の快説・怪説】広島を先手必勝に導いた元巨人キラーOB会長の金言 

 17日のセ・リーグCSファイナルステージ第1戦(マツダ)に先発し、巨人打線を6回1失点に抑えたのが広島・大瀬良大地投手(27)。現役時代に巨人キラーで鳴らした広島OB会長、安仁屋宗八氏(74)のアドバイス通りの完勝となった。

 「長谷川さん(良平氏)が監督の時なんか、『安仁屋、お前は巨人戦だけ投げればいいから』なんて言われた。巨人は本当に嫌がっていたよ。今は巨人が勢いに乗っているが、この第1戦が重要だ。広島は絶対に勝たないといけない」

 試合前に安仁屋会長はこう断言した。高橋監督は今季限りでの辞任が決まってから、監督自身を筆頭にナインもつき物が落ちたようにノンプレシャー。失う物のない強みを発揮し、ファーストステージでヤクルトを一蹴。勢いに乗ってマツダスタジアムに乗り込んできた。

 それでも、第1戦で先制パンチを浴びせれば、「やはり広島にはかなわない」と強烈な鯉アレルギー再発を招く。そんな安仁屋会長の予告通りの展開になったのだ。

 なにしろ歴代ランキングで8位タイの巨人戦通算26勝(34敗)を挙げている安仁屋会長の言葉だけに、重みがある。昨季は3位横浜DeNAに完敗を喫した。今年、日本シリーズ出場を逃した悪夢を封印しなければならない。実は昨年も第1戦を勝利しながら、そこから逆転された。まだ手を緩めるわけにはいかないのだ。(江尻良文)

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