記事詳細

「前略、高橋由伸様」最も嫌われた夕刊フジの“出禁”記者が最後に送るメッセージ「あなたの最大の不幸は…」 (2/3ページ)

 私を排除した効果もあり、監督を怒らせると取材に差し障る危機感から、あなたへの質問はどんどん当たり障りないものになりました。采配に関する質問をすると、あなたはすぐ批判と受け止めて機嫌を損ねますから、試合後の会見はすっかり形骸化。人ごとのようなコメントばかりで、ファンを失望させました。

 これだけ周りが気を使っても、9月19日には就任後初めて会見を拒否。12年ぶりにシーズン負け越しが決まった同29日の試合後、記者が誰もその点を質問しなかった空気は異常です。

 苦言ばかりを書き連ねましたが、こうした悲劇はあなた以上に、無理を言って監督を引き受けてもらったのに、十分に支えてあげなかった球団や親会社に、一番の責任があると思っています。

 下準備もないまま現役引退即監督。経験不足は当然です。どこのメディアも1年間は温かく見守る構えでしたが、一方で私はサポート不足が早くから気になっていました。1年目の開幕前に球団から4人目の野球賭博が発覚した際、他球団の監督の談話が出そろう中で肝心の高橋監督は「何もないよ」の一言。これでは悪い形で目立ってしまいます。しっかりフォローを、と記事にしましたが、以降もメディア対応で粗相は後を絶たず。本人が気づかないなら、誰かが助言してあげるべきでしょう。

 別の未来もありえたはずです。あなたが監督として初出席した2016年ドラフト。監督は全球団のドラフト1位確定後にいったん囲み取材に応じ、全指名終了後にもう1度総括というのが通例ですが、あなたは後者に「さっきやったじゃん」と難色を示しました。

 たまたま居合わせた広報経験のある球団職員が「ドラフト2位以下の選手にもコメントが必要なんです」と説き伏せると、年下の忠言でも渋々聞き入れて応対してくれましたね。監督が恥をかかず、メディアやファンと良好な関係を築くという大目標に向け、こうした耳の痛い助言もひるまずできる人材を、球団が配置してやるべきだったと思います。

関連ニュース