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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「残」》女子野球日本代表が6連覇 マイナス感情を残さない強さ (1/2ページ)

 8月に米国のフロリダで開催された「第8回WBSC女子野球ワールドカップ(W杯)」で、女子野球日本代表が6連覇を成し遂げた。プロ野球の斉藤惇コミッショナーに優勝報告を行った橘田恵監督は「ホッとした」と笑顔をみせた。

 6連覇を達成した背景には、選手たちの実力もさることながら、アクシデントを引きずることなく、プラスに変えていく強さがあると感じる。

 国際大会はさまざまな想定外の出来事が起きる。今大会、選手たちを悩ませたのが、不安定な天候。雷が鳴るとグラウンドにサイレンが鳴り響き、30分待機しなければならない。待機中に再びサイレンが鳴ると、そこからまた30分待機となる。対策として、橘田監督は「トランプをカバンに入れておくように」と選手たちに伝えておいた。大会では、実際に最大2時間半遅れた試合もあり、「本当にトランプが役立つときが来るとは…」と橘田監督。長い待機時間も選手たちは、リラックスしながら過ごせたようだ。

 また、大会前、使用する球場は、マウンドを含めてオール人工芝と伝えられていた。人工芝は滑って踏み出した足が踏ん張れないため、投手陣は対策として、普段よりも狭い歩幅で投げる練習をしていた。

 しかし、現地に到着してみると、土と人工芝の両方のマウンドが準備されており「多数決でどちらかに決める」と言われた。里綾実投手は「大会2日前に土のマウンドで練習をさせてもらった。土の方が踏ん張りが効くのでそちらの方がよいということになった」と日本は土を支持。最終的に多数決で土のマウンドが採用され、里投手は4試合に登板して3勝、防御率0・37と好投し、見事、3大会連続のMVPを獲得した。