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【清水満 SPORTS BAR】体調不良で無念の欠場… 霊峰富士の麓、不在の石川遼を思う (1/2ページ)

 霊峰富士の麓にある富士桜CC。あるキャディーさんが、苦笑いしながらこう言っていた。

 「まだ時々いますよ。バンカーに入れたら、『8アイアンを下さい』っていうお客さん。普通の人なら、絶対届かないんですけどねぇ」

 2010年のフジサンケイクラシック最終日に、石川遼が見せたミラクル・ショット。首位・薗田峻輔を1打差で追う石川は、最終18番(パー4)で第1打をフェアウエー左のバンカーに入れた。つま先下がりの難しいライ。ピンまでは176ヤードの第2打。8Iを手にして振り抜いた。

 「完璧だった」という1打はピン1.5メートルにつけてバーディー。プレーオフに持ち込んで勝利した。09年に続く大会連覇は、1990年大会の尾崎将司以来だった。

 ちなみに、平均的ゴルファーなら8Iでせいぜい140ヤード…。っていうか、バンカーから出せれば御の字である。同じプロ競技でも、野球やサッカーでは同じ舞台には立てない。ゴルフならではのチャレンジである。

 先週のフジサンケイクラシックの優勝者は星野陸也(22)。そこに石川の参戦はなかった。大会直前に体調不良を訴えて無念の欠場。前週のRAIZAP KBCオーガスタで熱中症の症状に陥り、癒えてなかったという。

 以前、石川はこんな話をしてくれた。

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