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ホーム3連戦で広島に全敗 由伸監督の学習能力のなさ…2カ月前と同じ失敗繰り返す

 巨人がホーム3連戦で天敵広島に全敗。今季通算5勝16敗1分と一方的にやられ続けるのは、高橋由伸監督(43)が失敗を糧にできず、きれいに忘れてしまうのが原因ではないか。

 30日の広島戦(東京ドーム)で、巨人は5回に1点差に詰め寄りながら、その後はなかなか好機を生かせない展開に。

 元巨人ヘッドコーチで夕刊フジ評論家の須藤豊氏があきれかえったのは8回の攻撃だ。セ・リーグ新記録となる今月18試合目の登板の広島4番手フランスアは制球が定まらず、先頭岡本がストレートの四球で出塁。続く亀井にベンチが出したサインは送りバントだった。

 ストライクが満足に取れない投手に対し、初球からバントを試みるのは愚の骨頂だ。相手を助けるだけでなく、荒れ球をとらえてバントを決めるのは至難の業。むしろボールを見ていけば、連続四球の可能性だってある。しかも亀井はバントが苦手だ。案の定、初球のボール球をファウル、2球目もボール球でフライを上げて送りバントは失敗。続く長野は左前打を放ったが後が続かず、またも同点機を逃した。

 実は高橋監督は全く同じ失敗を、ほんの2カ月前にも犯している。6月7日の楽天戦(同)。1点を追う9回に登板した相手の抑えハーマンから阿部がストレートの四球を得た後、亀井は送りバントを命じられたが初球のボール球をファウル。2球目のボール球をバントも、投手前に転がり二塁封殺。そのまま1点差で敗れ、須藤氏は状況無視の采配を猛批判した。

 ここまで同じ状況で、前回の反省を生かせず。須藤氏は、「勝負事で記憶力は大事。(監督を)3年もやっていればいろいろと学ぶと思うのだが、高橋監督は本当に覚えていないから、何度も同じ失敗を繰り返すんじゃないか。とても選手は責められない」と指摘。試合中に指揮官が頻繁に取るメモは何のためなのか。

 3戦連続で観戦した山口オーナーは「その場面、場面で最善と思ってやっているだろうから。それがうまくいかない時もないわけじゃない」と采配面は責めず。それでもこの2年間の対広島を「47試合で12勝。厳しいと言わざるを得ない」と言及した。同じ相手に負け続けるベンチに、学習効果は感じられない。(笹森倫)

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