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【西本忠成 トラとら虎】飯田、G戦先発の大バクチ 移籍後初登板へ

 先発投手の駒不足に苦しむ阪神は、26日の巨人戦(東京ドーム)に飯田優也投手(27)を抜擢することが濃厚。飯田は今年7月末、左投手強化のため松田遼馬投手との交換トレードでソフトバンクから獲得したばかり。移籍後初登板で、どんな投球を見せるか注目される。

 球団OBは「飯田のほかに藤浪、青柳らが候補にあがっていたが、新鮮味を買われたのだと思う。18日の2軍戦(対中日)で、5回2安打無失点と好投したのが決め手になった。結果を残せばAクラス入りをかけた終盤戦の大きな戦力になる」と期待する。

 兵庫県西宮市出身。神戸弘陵高-東農大生産学部(現東農大北海道オホーツク)と進み、2012年育成ドラフトでソフトバンクから3位指名を受けて入団。14年5月に支配下登録され、通算97試合登板、3勝6敗、防御率3・31。入団発表の席では「投げるスタミナには自信がある。ケガをしない強さもあります」とアピールした。

 持ち球は186センチの長身から投げ下ろす最速146キロの速球と、スライダー、チェンジアップ、フォーク。矢野2軍監督が「すごくいいピッチャー。先発でもリリーフでも使える」と高く評価していたこともトレードで獲得した背景にはある。

 「いずれにしても巨人戦の先発は、首脳陣にすれば大きな賭け。しばらくリリーフで様子を見てもおかしくないのに大抜擢。先発ローテの谷間を何とか解消したい思いがみえみえだ。本当にいい投手ならソフトバンクは手放さないはずで、期待するとしたら環境が変わったことによる変身」とも先のOBは見る。(スポーツライター・西本忠成)

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