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【神谷光男 スポーツ随想】醜態晒し続ける山根会長と日大・田中理事長…会見からは逃れられない (1/2ページ)

 7月末に告発が明るみに出てから1週間。怒濤のごとく噴出した日本ボクシング連盟、山根明会長をめぐる疑惑の数々には驚き、あきれ、果ては笑うしかない。

 テレビカメラに向かって「辞めるつもりはない。何か悪いことしたのか」などと、すごんでみせる。「盃は受けてない」ものの、若いころ暴力団組長と交友関係もあったとかで迫力満点だ。

 日本スポーツ振興会(JSC)からリオ五輪代表の成松大介(自衛隊)に支給された助成金240万円を「親心」として対象外の2選手と“山分け”させた。助成金の不正流用。これだけでも会長を辞めるべき立派な事案である。

 不正判定など「助成金の問題以外、(告発内容は)全部嘘」と言い切る。それなら、記者会見を開いて説明すべきだが、出てくるのはテレビだけ。それも番組ごとの単独出演で言いたいことを言っているだけだ。

 意外に訥弁(とつべん)で話し上手には見えないが、質問者との“サシ”の勝負ならズケズケ言えるし大声も出せる。一人で取材にいった若いディレクターなどは、びびって聞きたいことも聞けないだろう。矢継ぎ早に質問が飛ぶ会見を回避しているのは、そのためかもしれない。

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