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【西本忠成 トラとら虎】北條、遊撃奪回へ 金本監督も期待「あとは持続の問題」

 阪神の北條史也内野手(24)が遊撃の定位置奪回へ猛アピールを続けている。1日まで11試合連続「2番遊撃」でスタメン起用され、打率・380(42打数16安打)の好成績。金本知憲監督は「ショートはこいつでいこうというものを見せている。あとは持続の問題」と期待する。

 今季の開幕時は2軍だった。糸原、植田らとの競争に敗れ、1軍に昇格したのは5月下旬。しかも結果を残せず、すぐ2軍落ち。それでも腐らず自分の打撃を見直したことが、6月下旬の再昇格後に生きてきた。

 取り組んだのはノーステップに近い打法。長打を捨て、左足を大きく上げるフォームを封印した。7月18日の巨人戦から同31日の中日戦まで10試合連続安打。本塁打は1本だけだが、確実性は増した。

 浮かれてはいない。「2本ヒットが出ても、3、4打席と凡退すれば、そちらを反省するようにしている。なぜ打てなかったかを考えながら練習する。今はそんな毎日です」と野球と向き合う姿勢も変わってきた。

 これも一昨年に遊撃の座を鳥谷から奪いながら、昨年の打撃不振で挫折したから。何度も繰り返した1、2軍の往復は、変革が思うように進まない金本阪神をある意味で象徴している。

 「このまま糸原、北條の二遊間コンビで1、2番を固定するにはまだ課題が多い。2人は守備にも難点がある。広島の菊池、田中の二遊間と比較すればチームの戦力差がよく分かる。縮めるためにも、北條には奮起してもらいたい」と球団OBはエールを送るが…。 (スポーツライター・西本忠成)

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