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【西本忠成 トラとら虎】藤浪、復活かけ背水の鯉たたき

 阪神・金本知憲監督が投のキーマンにあげる藤浪晋太郎投手(24)が24日からの広島戦(甲子園)に先発する。20日現在、首位広島には10ゲーム差だが、直接対決を14試合も残す。球団幹部は「藤浪で勝てばチームにも本人にも逆襲への弾みがつく」と期待する。

 前回先発したのは7月4日の中日戦で、西日本豪雨による試合中止などで登板間隔が空いた。19日には調整を兼ねてソフトバンクとの2軍戦に先発。4回を2安打無失点、最速154キロ、無四球。観戦した球団OBは「本来の本格派の姿に戻ってきた。打者をかわそうとせず、速球1本で押し込んだあたりは良かった。手応えを感じたのは間違いない」と見る。

 前半戦は8試合に登板、2勝2敗、防御率5・36の不振。本来の投球フォームを見失い、四球連発で崩れるパターン。金本監督が「大誤算」と頭を抱えたのも当然だろう。メッセンジャーとの両輪で首位戦線をひた走る構想は、実現しないまま広島に引き離された。

 どこまで借りを返せるか。同僚の秋山が「エースにならなければいけないのは藤浪」と公言するのも、潜在能力の高さを認めているからだ。

 2013年の入団から10勝、11勝、14勝の右肩上がりから、7勝、3勝、2勝(19日現在)と下降線を描く藤浪。次回登板の広島戦はエースへの復活度を計る絶好のバロメーターにもなる。(スポーツライター・西本忠成)

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