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【西本忠成 トラとら虎】阪神、後半戦の目標は“打倒広島”だが…「打線が奇跡的に爆発でもしない限り難しい」

 阪神は後半戦の目標を「打倒広島」に絞り、逆転Vを狙うが、当然口でいうほど生易しいものではない。直接対決を14試合残し、数字上は7ゲーム差からの逆転は可能だが、「打線が奇跡的に爆発でもしない限り難しい」と球団OBは受け止めている。

 チーム打率・243、チーム本塁打42、得点280(13日現在)は全てリーグワースト。5月には12試合連続1ケタ安打、10試合連続3得点以下の貧打に泣いた。先発オーダーは猫の目で、規定打席に到達している打者は糸井、糸原、福留の3人に過ぎない。

 「広島との7ゲーム差、対戦成績3勝8敗は、攻撃力の差。とにかく役者が違う。好機は作るがタイムリーが出ないのは、打線の若さ。経験不足でプレッシャーに弱い」とも指摘する。

 開幕時のオーダーからいまも残るのは先の3人だけ。ロサリオ、中谷、高山、大山らは不振で次々と2軍落ち。落ち着かない打線はつながりを欠き、残塁の山を築く原因になった。

 金本監督は「打席での対応力に欠ける。考える力がない」と嘆く。この難題が後半戦で簡単に解決するとは思えない。売り出し中の陽川にしても、敵のマークは激しさを増し、そろそろ壁に当たるのではないか。

 「打者個々に対応力がないなら、ベンチが助けるしか手立てはない。相手バッテリーの癖や配球を読み、狙い球を絞らせてはどうか。いつまでも選手任せでは、前半戦と変わらない。変化はベンチにも求められる」とOBはハッパをかけるが…。(スポーツライター・西本忠成)

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