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【西本忠成 トラとら虎】ドラフト1位ルーキー馬場、1軍デビューへ… カギは制球力 OB「1球、1球を大事に」

 阪神のドラフト1位ルーキー、馬場皐輔投手(23)=仙台大=の1軍デビューが近い。早ければ20日のオリックス戦(甲子園)に先発する可能性がある。

 球団OBは「このところ小野、才木ら若手が調子を落としている。そろそろ馬場にもチャンスを与えていいころだろう。ファームでは安定した投球を続けている」と後押しする。

 2軍戦では5試合に登板し3勝1敗、防御率1・89の好成績(18日現在)。最近では12日の広島戦に先発し6回1失点に封じた。高橋2軍投手コーチは「1軍でも勝負できそうな投球内容になってきた」と成長を認め、1軍首脳陣にもその報告は届いている。

 入団当初は即戦力と期待され、1軍の沖縄キャンプに抜擢されたが、韓国チームとの練習試合などで打ち込まれ降格。金本監督は「155キロの触れこみだが、まだ見たことがない」と不満を隠さない。3月には右足を痛め、2軍戦初登板は4月下旬までずれ込んだ。

 大きく後れを取る間に、同期の高橋遥と谷川が先に1軍デビューを果たし、両投手とも既に勝ち星を手にしている。当然意識はするが、「焦りすぎるのはよくない。自信を持てるように原点のストレートにキレをつけたい」と足元を見つめて練習に取り組んだ。

 前出の球団OBは「あくまでも155キロは触れ込みで、平均は148キロ前後ではないか。スピードより低めを突く方がよほど大事。いいスライダーもあるから制球力が1軍で通用するカギになる。早く1勝目と欲を出さず、1球、1球を大事に投げること」と進言している。(スポーツライター・西本忠成))

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