記事詳細

【ミラクルを呼ぶ男たち】柴崎岳、クールな仮面に隠された26歳の熱き決意 「自分らしくサッカー人生を歩んでいきたい」 (1/2ページ)

★柴崎岳(26)

 柴崎岳(26)=ヘタフェ=は、クールな仮面を決してはぎ取ろうとしない。レアル・マドリード相手に2ゴールを奪い、世界にその名をとどろかせた2016年12月のクラブW杯決勝後も、鹿島の「10」番は驚くほど冷静沈着だった。

 「僕だけの力で取ったゴールではないので」

 感情をあらわにすることはほとんどない。ただ、本当に数えるほどだが、胸中に抱く熱き思いを抑揚のないトーンで表したことがある。14年W杯ブラジル大会直後、4年後のロシア大会を見すえてこう語った。

 「次のW杯は26歳。すごくいい年齢で迎えられると思っているので、最初から代表に選ばれて、ずっと入っていたい」

 その言葉通りアギーレジャパンに選出され、A代表デビューを果たした14年9月のベネズエラ戦でゴールも決める。ハリルジャパンでも継続して招集されたが、15年10月のイラン戦を最後に、約2年近いブランクが生じてしまった。

 「運命というか、ベストを尽くして自分なりのサッカー人生を歩んでいれば、必ず縁がある場所だと思っていたので」

 W杯ロシア大会出場を決めた昨年8月の豪州戦前、ようやく代表に復帰した柴崎から焦りは感じられなかった。むしろ、世界との差を痛感したクラブW杯決勝を契機に鹿島を旅立ち、裸一貫で飛び込んだスペインでの経験を自信に変えていた。

 2部リーグのテネリフェで適応に苦しみ、ホテルの一室に閉じこもった日々も決して無駄ではなかったと語っている。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース