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【神谷光男 スポーツ随想】とんだ大風呂敷!! 東京五輪「金30個」の根拠はどこから? (1/2ページ)

 一体、どこからこんな数字が出てくるのか、とびっくり仰天だ。日本オリンピック委員会(JOC)が、5日の理事会で2020年東京五輪の金メダル目標を過去最多の30個とすることを決めたという。

 これまでの最多は1964年東京大会と、04年アテネ大会で獲得した16個だから一挙に倍増という景気のよさだ。前回リオ大会では日本は12個で30個というと英国27、中国26を上回り、世界2位に相当する。

 「簡単ではないが、スポーツ界の力を結集すればいけるのではないか。30個獲得できれば世界3位も達成可能と思う」と山下泰裕強化本部長。具体的にどの競技で何個、という数字は出なかったが柔道、レスリング、空手などの格闘技に期待しているという。

 パワハラ騒ぎに巻き込まれた伊調馨が5連覇を目指すお家芸の女子レスリングなどは、いつもながらの“大票田”として計算はできる。しかし、メーンの陸上での金は夢物語で、水泳もメダル圏内にはいても金となると厳しい。サッカー、バレーボールといった人気の団体球技も金など及びもつかない。

 08年北京大会で中国はダントツの金51個を獲った。12年ロンドン大会の英国も金29個で3位だった。地元の利をフルに生かして勢に乗れば、の話だろう。

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