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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】稀勢の里が稽古再開 優勝したけど…負傷後すぐに休場すべきだった (1/2ページ)

 7月の大相撲名古屋場所に向けて、横綱稀勢の里が稽古を再開したね。昨年から途中休場を含めて7場所連続で休場している彼が土俵に上がれるのかどうか。関係者はやきもきしているだろう。

 昨年の春場所で稀勢の里が負傷したとき、ボクは「すぐに休場するべきだ」とツイッターに投稿したんだ。優勝争いまっただ中ではあったけど、無理をするべきじゃない、というのが医師としてのボクの見解だった。

 しかし、稀勢の里はその後も強行出場して、痛みに耐えて優勝をつかみとった。ボクの気持ちは複雑だった。休んで回復に専念してほしいという思いもあるけど、相撲ファンとしては感動的な優勝劇だったからね。でも、あそこで無理をしたことが、長期休場の原因だろう。

 もし稀勢の里が8場所連続休場となれば、6場所制が定着した以降で貴乃花を抜いて単独最長となる。当時の小泉純一郎首相が「痛みに耐えてよく頑張った! 感動した!!」と称賛した優勝後から長期離脱した貴乃花は、膝の不安が解消しないまま出場して、結局は思うような結果が出せず引退してしまった。

 相撲はちょっとした差で勝負が決まるシビアな世界だ。たとえば足の指1本のケガでも、日常生活は何とかなるだろうが、土俵の上ではものすごく大きなハンデになる。

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