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大谷、二刀流暗礁… 靱帯損傷で故障者リスト入り 手術なら長期離脱も (3/3ページ)

 オレンジカウンティレジスター紙は「短期間でみると、大谷が打者としていないのは、投手として出場できないことよりも影響が大きい。だから打者として出場させたいところだが、チームは大谷の二刀流を重視しているのでDL入りさせた」と報じている。

 大谷が受けた注射は「platelet-rich plasma(多血小板血漿) and stem-cell(幹細胞) injections」。血小板を集めて患部に注入することにより損傷部分の回復を促す再生医療。ヤンキースの田中将大投手(29)も、メジャー1年目の2014年にこの治療を受けた。

 田中は、前半12勝4敗と活躍したが、7月9日に右肘の違和感を訴えた。当時、トミー・ジョン手術を回避した判断を懐疑的に報じる地元メディアもあったが、結果的に、9月21日のブルージェイズ戦で復帰して13勝目を挙げた。復帰後は異常なく投球を続けている。

 大谷は開幕から投手で9試合に先発して4勝1敗、防御率3・10、打者では34試合で打率2割8分9厘、6本塁打、20打点を記録。全米の話題をさらってきた。

 突然のDL入りは衝撃で、ロサンゼルス・タイムズ紙は「エンゼルスに故障者が続出する中、大谷のDL入りはショックだ。手術につながることもある」と落胆。ニューヨーク・ポスト紙は「エンゼルスは息を殺して待っている。大谷がDL入りだ。球団は大谷の体にメスが入らないことを祈っている。グレード1の損傷は伝えられていたが、これが悪化した模様だ」とした。

 ソーシア監督は「ここまでの大谷は素晴らしい活躍だった。今は半歩下がって待つしかない」と話した。

 たった2カ月で「やはり二刀流は無理だった」とは言われたくない…。大谷はメジャーで最初の試練に見舞われている。

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