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【神谷光男 スポーツ随想】まさに悪代官…大事なのは我が身とお金だけ!? 日大上層部にフェニックスを守る気概なし (1/2ページ)

 「水戸黄門」や「遠山の金さん」といった時代劇がテレビの地上波から消えて久しい。時代劇ファンにとっては寂しい限りだが、連日の“日大劇場”は勧善懲悪が大好きな日本人にとっては、ハマる要素がいっぱいだ。

 悪役でならした穗積隆信似の学長はじめ、常務理事を辞任した前監督と悪質タックルを直接指示した前コーチなど、いかにもといった風貌だ。

 勇気を持って真実を話した宮川選手は藩の悪政にひとり反旗を翻した若侍といった感じで、そのまま“ヅラ”をのせたら似合いそうないい面構えをしている。

 ストーリーは進んで、1日に内田前監督の常務理事辞任が公表された。しかし、解任ではなく保健体育審議会事務局長や人事部長など職員としては残る。内田氏はじめ大学上層部の総退陣を求めている教職員組合からは「悲しさを覚えた」との声も出たとか。

 大塚学長は会見で関東学生連盟が悪質タックルは前監督、前コーチの指示と認定し日大側の言い分を全否定したことについて、「どうしてあそこまで…」と不満をもらした。しかし、学連はチームと宮川選手に今年度の出場資格停止処分を科し、ただし書きで秋の復活への道を残している。