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【神谷光男 スポーツ随想】日大アメフト部の存続には…“ドン”田中理事長の全面降伏しかない (2/2ページ)

 田中氏は日大相撲部出身。アマ横綱に3度も輝き、1学年下で大相撲の横綱になった輪島より「よっぽど強かった」といわれるほど。しかし、大相撲入りはせず日大職員として権勢をふるう道を選んだ。

 その田中氏が「アメフトの指導体制には間違いがあった」と全面的に認めて頭を下げ、監督と12人もいる指導体制の一新を発表すれば、世間の見る目も少しは変わってくるのではないか。

 それでも、監督やコーチが内田前監督の息がかかった人たちでは、同じことの繰り返しになるのは目に見えている。

 7万8000人の学生を抱え、平成30年度の資金収支予算総額は2620億円。大企業顔負けの予算で前年比72億円の増加だ。

 それだけもうかっているなら日大以外の外部、いっそのこと全く色に染まっていない本場米国からコーチ陣を招聘したらどうか。ゼロから生まれ変わった部にするには、なによりもまずプライドを捨てるしかない。(作家・神谷光男)