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ブレーク中の和製大砲、巨人・岡本へ…衣笠さんからの“遺言” 「驚きましたが、ありがたいです」 (1/3ページ)

 プロ野球記録の2215試合連続出場で「鉄人」と呼ばれ、先月23日に上行結腸がんで亡くなった衣笠祥雄さん(享年71)の“遺言”を23日までに夕刊フジが独占入手した。通算504本塁打の同氏は、日本球界に本塁打打者が育たない現状を深く憂慮しており、その中で大きな期待をかけている選手として、巨人・岡本和真内野手(21)の名前を挙げていた。岡本は迷いを抱えた時期もあったが、4年目の今季、天国の衣笠さんを喜ばせるような飛躍を遂げつつある。(笹森倫)

 2015年1月。衣笠さんから“遺言”ともいえる封書を受け取ったのは、選手時代から親交のあった元ニッポン放送アナウンサーの深沢弘氏(82)だった。

 深沢氏は、プロ野球12球団の新人選手研修会で、模擬インタビューの講師を務めるのが恒例となっている。この年も講師を務めたが、その数日後、自宅に「衣笠祥雄」の署名が添えられ、印鑑が押された封書が届いた。中にはA4版に印字された手紙が3枚入っていた。

 そこには、衣笠さんの新人選手に対する期待や将来の日本球界への思いがしたためられていた。

 冒頭で新人研修会での深沢氏を〈お疲れさまでした。(新人選手研修会のニュースを)新聞で見せていただきました〉(一部夕刊フジ修正。以下同)とねぎらった後、衣笠さんはその席にいた数多くの新人の中から1人の高卒スラッガーに焦点を当てた。奈良・智弁学園高からドラフト1位で巨人に入団した岡本だ。

 〈巨人が甲子園で活躍した岡本内野手を選択、将来の4番打者としての期待を背負っての選択と報道されている。高校時代73本の本塁打を記録、もちろん甲子園でも素晴らしい本塁打を記録したのを見せてもらった〉

 ここで衣笠さんは問題提起する。歴代高校通算本塁打記録のトップは、日本ハムのルーキー・清宮幸太郎(早実高)の111本だが、上位から見ていくと、プロでもホームランバッターとして大成した選手は、ほんの一握りなのだ。

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