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「殺人タックル」開き直り無反省…日大首脳、総退陣必至 負傷選手父「刑事告訴も検討せざるを得ない」 (1/3ページ)

 アメリカンフットボールの「殺人タックル」問題で、日本大学が土俵際に追い込まれた。関西学院大学の選手を負傷させた宮川泰介選手(20)は記者会見で、悪質な反則が内田正人前監督(62)や井上奨(つとむ)コーチの指示だったことを明かしたのだ。日大側は意図的な指示ではなかったと釈明するなど、対応は後手に回り続け、まともな事実関係の説明すら行っていない。大学の実質的なナンバー2である内田氏の常務理事辞任や、トップの田中英寿理事長(71)らの責任を求める声も浮上しており、今後の展開次第では首脳陣の総退陣もあり得そうだ。

 「激しい憤りを覚える。(日大の)監督やコーチが最初から息子をけがさせようとしていた。こうしたことが学校の中で起きていたこと自体が信じられない。被害届を取り下げる準備もあったが、今回の会見を見て刑事告訴も検討せざるを得ない状況だ」

 宮川選手の会見を受け、タックルで負傷した関学大選手の父親、奥野康俊氏(52)は22日に出したコメントで、怒りをあらわにした。

 関学大アメフト部の鳥内秀晃監督も「愕然(がくぜん)としている。この事案はアメリカンフットボールあるいはスポーツの範疇(はんちゅう)を超えているものだと改めて感じた。今後は警察の捜査にも委ねられることになるだろう」とコメントした。

 関学大サイドの怒りが収まらないのも無理はない。会見で明かされた内田氏や井上コーチの言動は、暴力団も真っ青の悪質さに満ちていたからだ。