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日大選手、内田前監督から謝罪止められていた… 決死の顔出し実名会見 (1/2ページ)

 アメリカンフットボールの試合で悪質な反則タックルを行い、関西学院大学のクオーターバック(QB)にけがを追わせた日本大学の宮川泰介選手(20)が22日午後、東京都千代田区の日本記者クラブで記者会見を開いた。宮川選手は被害者の関学大の選手に謝罪したうえで、内田正人前監督(62)からコーチを通じてQBを潰すよう反則の指示があり、試合直前に内田氏から「やらなきゃ意味ないよ」と言われていたことを明かした。

 「けがをさせてしまった関学大のクオーターバックの選手、ご家族、関係者のみなさまに大きな被害と多大なるご迷惑をかけたことを深く反省しております。申し訳ございませんでした」

 6日の試合以来、初めて公の場に姿を見せた宮川選手は約20秒間深々と頭を下げて謝罪した。頭を丸刈りにして、黒のスーツに紺のネクタイ姿で憔悴した表情で、着席後もうつむきがちだった。

 宮川選手によると、内田前監督に試合前日の5日、「日本代表に行っちゃだめだよ」と代表を辞退するように命じられた。さらにコーチから「監督に『相手のQBを潰しにいくんで僕を使ってください』と言え」と指示され、宮川選手は悩んだものの、「後がない」と思い、翌日に内田前監督に伝えた。監督は「やらなきゃ意味ないよ」と答えたという。

 200人以上の報道陣が集まった会見には代理人の弁護士2人が同席した。弁護士は会見の趣旨について「顔出し、容姿の撮影を受けることは異例でリスクは承知しているが、本人、両親とも事実についてつまびらかにするだけでなく、被害選手とご家族、関学大に対する謝罪の意味が強いととらえており、顔を出さない謝罪はないと考えた」と述べた。

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