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アメフト“殺人タックル”問題 関学負傷選手の父が被害届提出 内田前監督命令なら、問われる教唆 傷害罪適用の可能性も…  (1/2ページ)

 日大アメフト部の「殺人タックル」問題は、被害届が提出されたことで新たな局面を迎えた。警視庁捜査1課などが捜査に乗り出すとみられるが、焦点になるのは内田正人前監督(62)が故意の反則を指示したかどうかとなる。専門家は「有無を言わせないような強い指示があれば主犯と同格だ」と指摘する。

 今月6日の日大と関学大の定期戦で、パスを投げ終えた関学大クオーターバック(QB)に日大の選手が背後からタックル。QBは負傷退場し、右膝の軟骨損傷と腰の打撲で全治3週間のけがを負った。

 QBの父親で大阪市議の奥野康俊氏(52)によると被害届は21日、大阪府警池田署に提出された。試合は東京都調布市で行われていることから、通例は所轄署の調布署が捜査するが、事案の社会的な反響の大きさから警視庁は捜査1課を投入するとみられる。

 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、「スポーツ競技に見せかけて意図的にやらせたとすれば、悪質性がある。競技中にタックルすること自体は当たり前だが、必要性のないところでタックルしている場面が客観的に映像で残っていることも大きい」と話す。

 スポーツ法に詳しい望月浩一郎弁護士は「映像を見る限り」と断った上で「違法行為として傷害罪適用の可能性や、損害賠償請求の対象になり得る」との見解を示す。「仮に故意と立証できなくても客観的に競技ルールで解決できる範囲を超えていれば、刑事、民事事件の対象になる」。

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