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監督、試合前に「QBにけが」指示か? 日大アメフト部、廃部必至 “殺人タックル”で刑事事件化も (2/2ページ)

 「今の日大アメフト部は、相手校に対してのリスペクトが欠けている」ともOB男性は指摘する。日大は、昨年12月にアメフトの全日本大学選手権決勝である第72回甲子園ボウルで関学大に勝利し、27年ぶり21度目の優勝を果たしていた。

 「優勝を受けて天狗(てんぐ)になっていたのかもしれない」とOB男性は話す。

 高橋裕樹弁護士によると、「スポーツのルールにのっとってプレーしていれば、『正当業務行為』であり違法性はない。ただ、もしルールを明らかに超えていると判断できるのであれば、暴行・傷害罪になる」と指摘。「もしも監督が選手に明らかな加害行為の指示を出しているなら、共謀共同正犯で暴行・傷害罪の共犯者、むしろ首謀者になる。一般にスポーツの中での立件は可能性は高くないが、刑法犯として処罰される可能性はある」と話した。

 2012年には、フットサルの試合で相手チームの男子大学生を転倒させ、審判からレッドカードを出された直後、大学生の首を蹴り上げたとして、傷害容疑で元日本代表の男が奈良県警に現行犯逮捕された例もある。

 27年ぶりの栄冠を手に新時代を築こうとした日大だが、最悪の形で歴史に幕を閉じるしかないのか。

 ■スポーツ評論家の玉木正之氏の話「今回の事案は明白な暴力行為であり、被害にあった選手へのケガの謝罪だけではダメだ。どのように原因を究明するのか、日大の判断が待たれる。もしも監督が選手に対し、暴力を助長するような指示を出していたとするなら、永久追放になって当然だ。日大アメフト部の廃部もあり得る。日大自らがどれだけ重い処分を科せるかが今後の課題となる。このような行為があるのは、スポーツのレベルが低いことを露呈しており、大学スポーツそのものを見直すことも必要だ」

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